「会社しか居場所がない人」は今後生き辛くなる 「お試し」で新たな一歩を踏み出してみよう
旅行に行かなくても「内省」はできる
――前回(「自分の人生を生きていない『日本人』の行く末」)、折に触れて自分の価値観を考えたり、行動を振り返ったりする「自省作業」が重要だと言う話の中で、お2人も海外旅行がその機会になっているとうことでしたが、海外になかなか行けない今はどうしているのですか。
岡本:私は家でも内省作業を結構やっていて、お酒を飲みながら、本を読んで思いついたことをつらつら、と書いています。昔は旅行期間中しかできなかったのですが、やっぱり東京でもやらなくちゃいけないな、と思って、できるようになってきました。
東松:自分との会話を意識的にやっています。自分がもう1人いると思って、自分と一緒に飲んでいるみたいな感覚です(笑)。声は出さないのですが、もう1人の自分と会話しているようなイメージで自分と対話をしています。意識すればできるようになります。
岡本:同じような感覚かもしれません。私も本を読んで自分と向き合っている、という感覚なので同じことですよね。
東松:旅行に行けなくなった今、プライベートの時間を充実するにはどうしたらいいか、と行き着いたのが海外に住んでいる人とYouTubeのライブで発信するということです。ニュースで「○○がやばい」というのは聞くけれど、実際に暮らしている人がどういう状況にあるのか、現地の人に話を聞きたいと思って。