凄すぎる「台湾のベビーシッター」日本との大差 「安心安全」はこうやって作られていた
ベビーシッターの現場から
もともと台湾では、炊事や掃除を第三者に外注することはごく一般的だ。台湾人のほか、東南アジアから出稼ぎにきたお手伝いさんも多くいる。台湾では出産後すぐに仕事復帰する女性も多く、そうした家庭にとってもベビーシッターはなくてはならない存在だ。
台湾のベビーシッターは現在、登録制だ。政府が2014年に「ベビーシッター登録制度」を導入しており、この登録なしに活動すると違法となる。
多少の地域差はあるが、台湾で一般的なのが、ベビーシッターの自宅で預かるというスタイルだ。保護者たちがベビーシッターの自宅まで送り迎えをする。
日本ではあまり見かけない形態なので、台北市内の現役ベビーシッター夫婦に取材させてもらった。
このご夫婦は、それぞれに資格を取得し、台北市政府にベビーシッターとして登録して活動している。現在は生後6カ月、1歳3カ月、1歳半、2歳8カ月、合計4人の子どもたちを平日1日10時間預かっている。保護者との契約内容にもよるが、離乳食を作って食べさせたり、お風呂に入れたりする。
妻の陳雪燕さんは、2007年からベビーシッターをしている。過去に3年間「社団法人台北市シッター成長促進会」の理事長を務め、現在も理事を務めるベテランだ。
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