グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわか らず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
今回は、正しい生活習慣を持っていないと自覚しておられる方から、第3子を設けることの是非についてのご相談です。
【ミセス・パンプキンへの子育て相談】
34歳の地方公務員です。夫も同業です。
無事に男女の子供をひとりずつ産み、3人目を持つべきか悩んでいます。3人産んでいちばんの心配事は、一人ひとりに手をかけられなくなってしまうのではないかということです。
私自身、家業が忙しい母親に放置ぎみで育てられました。勉強はできるほうでしたが、生活習慣をきちんと教えられていないため、社会に出て恥ずかしい思いをすることが多かったのです。仕事場のデスクを拭かず、ホコリだらけで上司に指摘されたりしました。
夫は何も言いませんが、私は、夫がもっと正しい生活習慣を身に付けた女性と結婚していたらば幸せだったろうにと、夫に申し訳なく思っています。子供にはそういった思いをしないように、生活習慣をきちんと教えていこうと努力しています。
3人産めば、もともとずぼらな性格のため、仕事も家事も忙しさに流されて、ダメ人間を世に送り出してしまうのではないかと懸念しています。 あきらめたほうがいいのでしょうか。
4人のお子さんをお持ちであるグローバルマザーのご意見をお聞きしたいです。
松本(仮名)
<ミセス・パンプキンからのコメント>
掃除上手がいい妻・母親とはかぎらない
松本様のご相談文を読ませていただいて、私の知り合いの4人のママたちの顔がぱっと思い浮かびました。たとえば正子さん。専業主婦で4人の子育てをされました。彼女は掃除が大好きで、いつも家中の掃除が行き届いていますが、神経がピリピリしています。夫君が灰皿を使えば、それを汚したといって時には激怒するらしいのです。
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