東大生が太鼓判「勉強のやる気を高める本」3選 「マンガから教養書まで」僕を救ってくれた本
やっぱり勉強って、世の中に出てからどんなふうに役に立つのかわからないとやる気が起きないですよね。
「これ、なんのためにやっているんだろう?」と考えてしまうようだと、どんなことでもモチベーションを維持するのは難しいです。
だからこそ、「勉強したことがどんなふうに活かせるのか」を知ることが重要なのです。
そもそも勉強とは自然や社会を知るためにやるもので、勉強すれば勉強するほど、実社会で活かせるタイミングが増えてきます。しかしそれを知らずにいると、勉強のモチベーションも湧きませんし、勉強を積極的に世の中と結びつけようとすることも少なくなってしまいます。
そういう点でおすすめなのが『ニュースの"なぜ?"は日本史に学べ』(伊藤賀一、SB新書)、『ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ』(茂木誠、SB新書)のシリーズです。
このシリーズはその名の通り、ニュースとして報道される世の中の事件や出来事がいったいなぜ起こっているのか、背景にあるのは何なのかについて、日本史や世界史の勉強と結びつけて教えてくれる本です。イスラム国の問題やアメリカの問題、憲法改正や天皇……さまざまなニュースの裏側にある、日本史や世界史の話を紹介してくれているのです。
僕たちは、ニュースを見ても「へー」と流してしまいがちです。その背景や原因を知ろうとしません。
しかしそうではなく、「どうしてそんなことが起こったのか?」ということを能動的に考えてみると、見える景色が変わってきます。この体験は、純粋に「楽しい」ものです。
この楽しさを体感して、勉強のモチベーションを上げてもらえればと思います。
勉強の「やる気」はマンガでも高められる
最後はマンガです。
合理的に行動するだけが人間ではないので、「やらなきゃいけないことはわかってるんだけど、やる気が起きないんだよな」ということもあるでしょう。
そういうときはやはり、物語に元気づけられて勉強に活かすのは、とても有効だと思います。勉強のモチベーションになるなら、読むのはマンガでもまったく問題ないはずです。
僕も受験生時代、『ドラゴン桜』(三田紀房、講談社)を読んで勉強のモチベーションを上げ、『3月のライオン』(羽海野チカ、白泉社)を読んで「僕も頑張らなきゃ!」と自分を奮い立たせていました。物語は、僕たちに努力するモチベーションを与えてくれるのです。
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