東大生が太鼓判「勉強のやる気を高める本」3選 「マンガから教養書まで」僕を救ってくれた本
そんな中で僕が一番「これは勉強のモチベーションになる」と思うのが、『かぐや様は告らせたい』(赤坂アカ、集英社)というマンガです。
天才的な頭脳を持った主人公たちが、相手に「好き」と言えないから、相手から「告らせる」ためにいろんな策を弄する……というラブコメディです。
現在アニメ化もしている大人気作であり、ギャグの要素も強いのですが、しかしポップな作品である一方で「努力」というものと真正面から向かい合っている作品でもあります。
このマンガの主人公は、自分の好きな女の子と肩を並べるために1日に何時間も勉強する、めちゃくちゃな努力家です。元から天才的な才能を持っているわけではなく、むしろできないことも多いからこそ、勉強以外の面でもいろんなことに努力し、失敗したり挫折したりしながらも、前に進んでいきます。
「努力の意味」がわかれば勉強のやる気は高まる
そうやって人より何倍も努力しているからこそ、努力の仕方がわかっており、どんな分野も他の人よりも習得が早い。いろんなところで努力しているから、その努力を他のところでも活かすことができる。この主人公の姿を通して、「努力することの意味」が非常によく伝わってくるのです。
「努力する」というのは大変な行為ですし、それで結果がついてくるかはわかりません。だから多くの人は、「勉強しても意味がないかもしれないから」「自分は出来が悪いから」と諦めてしまいます。
でも、この作品で描かれているように、努力には必ず意味があり、短期的に結果につながらなかったとしても、長期的には必ず役に立つものです。勉強は、そういう意味で「必ず役に立つ」ものです。他の分野より努力が結果につながりやすく、テストで努力が数値になって自分の前に表れてきます。勉強は他でも活かせる「努力の型」を学びやすいのです。
そういうことを教えてくれる作品なので、僕も学生の前で話すときはいつもこの作品の話をします。学生だけでなく大人も元気づけられる作品だと思うので、みなさんぜひ読んでみてください。
いかがでしょうか? やる気が出ないとき、勉強しようというモチベーションがわかないときは、ぜひこの3作を読んでみてください!
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