――ディズニーブランドに寄りかからない。
お客様がある意味で違う期待感を、ものすごく持ってきていますから。帝国ホテルを求めてはいないでしょうが、ディズニーブランドのホテルの価値を求めてきています。
そこを裏切ると、不満足が高まって、リピートにつながっていかない。だからそこは大事にしていく。
――素人考えですが、年配の日本人客にとっては、まだまだディズニーはブランド、キャラクターとして後発で、なじみにくいイメージがあるのでは。
でも、お年を召していても、何回も来てくださる方もいらっしゃいます。どちらかと言うと、お孫さんを連れてくる方が多いですが、ホテルを好きな方が来ている側面もあると思います。
団塊の世代で、もう子どもが独り立ちされていて。2人でパークに来てデートして、泊って食事して帰って行く人たちもたくさんいらっしゃいます。
そういう人たちが何を求めているかというと、キャストとの触れ合いだと思います。必ずお声をかけてくださいます。われわれもそういう部分はすごく気にしていますし、それはほかのホテルと変わりありません。
――一緒なんですね。そこをきちんとやることが。
ホテルのプロとしての側面をしっかりやっていく。そこにディズニーの要素が加えられて、ディズニーホテルのブランドをつくることができる、と考えています。
サービス面ではしっかりとした対応をしていくことを、つねに念頭に置いています。それは、宴会でも婚礼でも、レストランでも、ゲストサービスでも、フロントの対応でもドアの対応でも同じです。
車のナンバーを極力覚えて、着いたときにお名前を言う。そうすると、やっぱりゲストは本当に喜んでくれます。
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