ニッポンブランドの評価はなぜ低いのか?

「出るくい」は打たず、グローバル人材に育てよう

テスラモーターズなどを筆頭に、高いブランド価値を誇るアメリカ企業。それに比べて、日本企業のブランド価値はなぜこんなに低いのか(撮影:梅谷秀司)

「スマート企業トップ50」に日本企業はゼロ!

私はソーシャルアプリとして中国の「微信(WeChat)」を使っています。先月、そこで「MIT 全球最聡明的50家公司」と題する中国語の記事を発見しました。タイトルに興味をそそられて、リストの1位から50位までスクロールしたところ、日本企業の名は1社も見当たりません。さては怪しいデータかと元ネタにあたると、確かに2月18日に『MIT Technology Review』誌が、世界の「Smartest Companies」50社を発表していました。

このランキングで「スマート」企業トップに君臨するのは、ゲノム解析や遺伝子診断テクノロジーのイルミナ社です。2位が、シリコンバレーで起業したプレミアム電気自動車メーカーのテスラモーターズ。このメーカーの「モデルS」は今年6月から日本でも販売される予定で、価格は823万円からと発表されています。3位以下は、グーグル、サムスン、セールスフォース・ドットコム(クラウド型のCRMアプリケーション)、ドロップボックス(オンラインストレージ)、BMW、サードロックベンチャーズ(バイオテクノロジー投資)と続きます。

ただし、スマート企業の格付けとは言っても、昨年度版では「50 Disruptive Companies」と題されていたように、これ自体、かなりクセのあるランキングで、アメリカのベンチャー企業偏重の感は否めません。「disruptive」とは破壊的な、という意味で、要はテクノロジーやビジネスモデルの革新性を評価するランキングのようです。ですから、ここにはアップルもフェイスブックも入っていません。

とは言っても、サムスンが4位、LGも46位にランクされていますし、中国企業が3社も(11位テンセント、28位百度、30位シャオミー)入っていますから、ここに日本企業の影も形も見えないのは悔しい気がします。

次ページプレゼン力が低い
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
15種類の「書き方」を徹底解説<br>無敵の文章術

ビジネスパーソンを中心に文章力の必要性が高まっています。在宅勤務における情報伝達手段として、メールやチャットは不可欠に。また精度の高い企画書はビジネスの成功に直結します。本特集ではシーンや目的別に、短期間でのスキル向上を目指します。

東洋経済education×ICT