ディズニーを最高に楽しむ、ホテルの使い方 ミラコスタに泊まるなら、穴場はどこ?

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婚礼は、一般客の拍手の中で

 チャペル・ミラコスタ。婚礼件数も多い

 ――婚礼も盛んですよね。

そうですね。婚礼は私どもの収入の柱のひとつですから。年間800件やりますので。

――日本のホテルではベスト10に入るのでは?

でも、アンバサダーホテルは1000件を超えますよ。

――アンバサダーとミラコスタの婚礼の違いは何ですか?

両方とも、ディズニーのキャラクターが出てくるプログラムがあります。アンバサダーは「ザ・ハピエスト・デイ」、ミラコスタは「クオーレ」といいます。

ほかに、アンバサダーは「お姫様シリーズ」といって、白雪姫のドレスを着たり、シンデレラ風だったり。ミラコスタは「トラディツィオナーレ」という、オプション以外はキャラクターがあまり出てこないプログラムがあります。

――ミラコスタのホテル内にチャペルもあるのですか?

あります。ポルト・パラディーゾ市長が式を行う「人前式」です。キリスト教式もあります。

――パーク内の川下りもできるのですね。

ええ、オプションで。ベネチアンゴンドラで半周して、プールのところから入って、またロビーを抜けて帰ってきます。その間にたくさんの人に祝福されます。

――パークに来た一般のお客さんにですか。それはおいしいですね(笑)。

一般のお客様も、チャペルの階段の下で待っていらっしゃいます。そこからずっと歩いて拍手して。ベネチアンゴンドラにも人が待っています。「カナレット」というレストランでも桟橋のほうから拍手が聞こえますよ。

(撮影:尾形文繁)

 

筆者が手掛けた東洋経済オンラインのホテル連載が、電子書籍「1泊10万円でも泊まりたい ラグジュアリーホテル 至高の非日常」(小社刊)になりました。10万円以上するような部屋に泊まりたいと思わせるラグジュアリーホテルの魅力とはいったい何なのか。厳選9ホテルの総支配人たちが大いに語っています。

 

山川 清弘 「会社四季報オンライン」編集部 編集委員

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やまかわ・きよひろ / Kiyohiro Yamakawa

1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

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