知られざる東京「ホテル御三家」の底力

ニューオータニに見る、和製ホテルの進む道

東京だけでも、星の数ほどあるホテル。どれも大差ないと思ったら、大間違い。一歩足を踏み入れれば、そのホテルにしかない、魅惑のストーリーが展開している。
レジャーとしてのホテルを知れば、より日常が楽しくなるはず――。この連載では、注目のホテルの総支配人を訪ね歩き、知られざるホテルの物語を発掘していく。
1964年の東京五輪の直前に完成した本館「ザ・メイン」。眼前の滝はパワースポットだという
日本のホテル業界で「御三家」といえば、帝国ホテル東京、ホテルオークラ東京。そして、1964年に開業したホテルニューオータニだ。今年がちょうど開業50周年。前回の東京オリンピックに向けて増加する外国人観光客を見越して建設された。
120年を超える帝国より新しく、今年52年目のオークラより弟分の“三男坊”を自認するが、日本初の超高層建築、東洋一の展望レストランなど、開業当初からトップレベルの設備とサービスを追求してきた。
その軌跡は、2020年の東京オリンピックに向けても参考となる面が多い。清水肇総支配人に、過去半世紀のニューオータニ、そして、これからのニューオータニに聞いた。

焼き鳥屋まで! ショッピングモール並みの店舗数

――ニューオータニは日本のホテル御三家の一角として、押しも押されもせぬ地位を築いています。部屋数も多いですし、宴会場だけでなく、レストランなど飲食施設も充実していますね。

そうです。食事でもなんでも、焼鳥屋まで入っているホテルなんてないですからね。

――焼鳥屋さんまであるんですか。

これから増える海外からの宿泊客には、はやると思います。よく創業者が焼鳥屋を入れたと思います。

とんかつの専門店もあります。関西にとんかつ屋はないので、東京でないと食べられない。だからほかのホテルに泊まっていても、わざわざ当ホテルに来る方もいらっしゃいます。

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