人気のブックイベントには共通項があった! 「ビブリオバトル」と「ブクブク交換」の発案者が対談

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ビブリオバトルの発案者である谷口忠大さん(右:立命館大学情報理工学部准教授)とブクブク交換の発案者 テリー植田さん(左:東京カルチャーカルチャーイベントプロデューサー)
本を紹介するコミュケーション型イベントが人気を集めている。ビブリオバトルは、参加者が面白いと思った本を持って集まり、5分間で本を紹介し、参加者全員の多数決でチャンプ本を決める書評ゲーム。ブクブク交換は、参加者が決められたテーマに合った本を持参し、自己紹介を兼ねて本を紹介し、最後に本の交換を行うというもの。メディアでも同時に取り上げられることが多いこの二つのイベント。立ち上げた2人が対談した。

--ビブリオバトルは2007年、谷口さんが京都大学大学院に在職中に始められたんですよね。

谷口 僕はもともと、自分でゲームを作って周囲の人にやってもらうのが好きなタイプ。勉強会のために本を選ぶ活動に名前をつける必要はなかったのに、ビブリオバトルという名前をつけた。同世代の社会人からみたら「こいつ中二病やなあ」という感じかもしれません。しばらく身内でやっていましたが、面白いと思うのは僕らだけかもしれないという思いもあった。自分で始めたことを人に薦めるのって、恥ずかしいというかおこがましいというか。

でも、やってみるといい側面が多く、世の中に広がることは公益につながると思い、普及委員会を作った。最初のころは、情報系を専攻とするメンバーが多かったこともあり、ツイッター、ユーチューブ、グーグルなどの無料ツールを使って拡散していった。10年春に普及活動を始めてからジワジワ広がっていった感じです。

ツイッターを呼び掛けたら23人集まった

植田 ブクブク交換は2010年2月に始めました。僕はイベントプロデューサーで、場所を活性化させることや、コミュニケーションが生まれる仕組みを考えるのが仕事ということもあり、はやりだしたツイッターを使ってリアルな場を活性化できないかと考えていた。ツイッターは140文字のテキスト文化のツールで、テキストといえば本がある。だったら、ツイッターで本好きの人集まれと声をかけたら、集まるんじゃないかと思いついたんです。

スペインではバラと本を贈り合うサン・ジョルディの日があるけれど、日本では本と本を交換するのがいい、ブックとブックでブクブク交換というネーミングはどうだろうと、風呂に入っている時に思いついた。かみさんに話したら「ブクブクしたいと小学生が言いそうね」と言ってくれて。

谷口 小学生が言いたくなるようなネーミングというのは同じですね。

植田 ツイッターで「あさっての晩、新宿のカフェに本を持ち寄ってください」と呼びかけたら23人集まった。持ってきた本について3分間しゃべってくださいと言ったら、みんな、しゃべるしゃべる。それを見て、「本について語る場所があれば、集まって話すようになるんだな」とわかった。その光景をUstreamで配信したりツイッターしたりしていたら、イタリア・フィレンツェの日本人女性が見てくれて私もやりたいという。そこで「僕はフィレンツェに行けないからどうしましょう」と返したところ、「名前だけ貸してください」と。

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