どう思うかが基準になる
何とかなだめようと必死になる
2つ以上で予備軍、4つ以上あれば、すでに深刻なコントロールを受けている可能性があります。ぜひ家族との関係性を見直してください。
これらの関係からの離脱は、まずこの事実に気づくということが大事です。このままではよくないという意識やこのままでは耐えられないという気持ちが気づきにつながることもあります。
まずは、自分が嫌な思いになったとき、繰り返されるいつものパターンに陥ってしまったときに、その状況を冷静に判断するような感覚が大切です。
自分のせいにしてはいけない
関係改善を遠ざけてしまうのは、何かトラブルが起こったときに「私の配慮が足りなかったからだ」「相手が少し疲れているのかもしれない」「こんなことは、どの家庭でもよくあることだ」と思って受け入れてしまうことです。そうすると、この程度のことならやってもよいと相手に思わせてしまうことにもつながります。
さらに、「家族なので相手のことを悪い人と思えない(思いたくない)」「今の生活を壊したくない」「現実を見てしまうと自分の人生や生き方が否定されてしまう気がする」といった思いがあると、相手と対峙することを躊躇しがちです。
また、心からの安心感と安全が確保されていない状況が続くと、「おはよう」と優しく声をかけられたり、好物をお土産に買ってきてくれただけでも、それがとても価値のあることのように感じ、自分が大切にされているという錯覚に陥り、一瞬の安堵感とともに、この幸せを壊さないために努力しようと思い、相手のペースに引きずり込まれ、どんどん暴力がエスカレートする可能性があります。
健全な人との関係は、対等な意識を持つことです。相手を貶めたり、ことあるごとに嫌な気持ちにさせていい理由などありません。過干渉も無視もいずれも暴力です。
不愉快に思うことには応じず、私は私、あなたはあなたと、しっかりと境界線を引きましょう。そしてはっきりと意思表示をしてください。相手の出方が変わっても、一貫した態度を取り続けることが大切です。
自分でどうにもできない場合は、男女共同参画センターなどの相談窓口を利用されるなど抱え込まないことをお勧めします。
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