自粛中「家族から粗末にされた人」の典型的特徴 度を越えると「主従関係」になるので要注意

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それをしないということは、相手は感情のままにこちらを振り回していることにほかなりません。要するに相手にコントロールされているという図式が成り立つのです。また、人は変化を拒みます。たとえそれが歪んだ関係性であっても固定してしまうとそこから抜け出すことに不安を感じます。状況の中で適応しようとする能力と、これ以上悪化させたくないという防衛本能で現状を保ちたいという意識が働きます。

そうすると、家族のために犠牲になるのは自分だけで十分、自分が我慢すればこの状態が保てると思えば、忍耐強い人こそ、全部背負い込もうとします。これが、問題解決できない理由の1つです。

不機嫌の原因をすり替えられる

ちなみに自分が悪いと考える場合も多くは、無自覚に日常的なマインドコントロールが行われていることも多いのです。「あなたがこう言ったから私が腹を立てた」「あなたがこれを忘れたから、こんなことになった」というように相手が不機嫌の原因をあなたにすり替えていくことによって、言われたほうは、自分が失敗したからこのような状態になっているのだという思考回路が出来上がってしまうのです。

もちろん、日常生活の中では、家族の頼まれごとを忘れることや、できないことも度々あるでしょう。しかしそれは誰にでもあることです。それを1つひとつ細かく取り上げられるようであるのならば、それは暴力にほかなりません。家族の要望をすべて受け入れることはできません。要望に応えられないことを、すべて自分で抱え込む必要はありません。

このような被害に合いやすい方の特徴として挙げられるのは、以下のいずれかに当てはまるタイプです。

(1)優しくて素直なタイプ

(2)調整するのは自分しかいないという責任感のあるタイプ

(3)忍耐強いタイプ

(4)自己否定感が強いタイプ(マインドコントロールされている場合も)

これらに共通するのは、基本的には相手の気持ちを受け取ろうとするため、相手に悪気があるということは考えず、そのままをダイレクトに受け止めてしまう可能性が高いことです。そうすると、言葉は悪いですが、まんまと相手の思惑にはまってしまうわけです。

家族と一緒にいるのに疲れてしまうと感じることがある方は、この状況に当てはまるかもしれません。暴力は必ずしも殴る蹴るなどの身体的攻撃ではありません。言葉や態度で追い詰めていく精神的な暴力のほうが多いのが現実です。

それを見極めていくには次のチェックリストを参考にしてください。

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