自粛の今こそ読書!戦略コンサルの「読む技術」 「本の読み方」から「時間の作り方」まで一挙公開
私が出会った仕事ができる人は、「タイムマネジメントの達人」だ。時間の価値を知り、人生という限られた時間から「何かを生み出そう」と必死にもがいている。「時間をコントロールすることが、人生をコントロールすること」だと私は信じている。
新型コロナの甚大な影響で、家にいる時間が必然的に長くなっている。こんなときこそ、読書にいそしむ絶好のチャンスである。
突然降って湧いた「自由時間」を浪費してしまってはあまりにももったいない。今しかできない「自分ならではの読書」を楽しむ時間として有効活用してほしい。
「再読」のすすめ
私はこの自粛時間を、昔読んだ本の「再読」に充てている。本棚の整理をしながら、昔読んで感銘や影響を受けた本をピックアップし、1冊ずつ「再読」を進めている。
ジャンルは問わない。コンサルタントとしての大先輩である大前研一さんや堀紘一さんのビジネス書から始まり、城山三郎、中野孝次、沢木耕太郎、開高健、宮脇俊三、田中小実昌など、お気に入りの作家たちの本をもう一度ひも解いている。
ビジネス書などには以前読んだときに引いたマーカーが残っている。それがまた面白い。「なんでこんなところにマーカーを引いているんだろう?」と思うこともあれば、「なぜここにマーカーを引かなかったんだろう?」と思うこともある。
同じ本を読んでいるのに、「昔の自分」と「今の自分」では反応するところが違う。成長なのか退化なのかはわからないが、「自分自身の変化」に気がつく。
普段は「時代に遅れまい」と新しい本に飛びつき、新しい情報や知識を吸収することばかりに目が向いてしまう。こんなときこそ、「昔、自分が影響を受けた本」と再度じっくり向き合うのも一興である。多かれ少なかれ、今の自分は「過去の読書の積み上げ」でできている。
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