男だらけの不動産会社で女性が飛躍する会社

高知・ファースト・コラボレーションの事例(2)

 「これからの企業は女性を活用しなければいけない」と頭ではわかっていても、「どこから手をつければいいかわからない」という企業は多いものです。しかし、いち早くそれを成功させ、しかも業績を上げている企業も存在します。そのような会社は普通の会社とどこが違うのか。またそこで働く女性たちは、仕事や子育てについて、どのようにとらえているのか。この「こちら営業部女子課」では、特別取材として実際にお邪魔して、話を聞いてきました。
 今回訪問したのは、高知市のファースト・コラボレーションという不動産賃貸仲介の会社。数々の賞を受賞して注目を集めている企業です。全3回にわたって、同社の取り組みを紹介したいと思います。
■ 1回目「数字至上主義は仕事をつまらなくする」こちら

前回に引き続き、高知市の株式会社ファースト・コラボレーションにおける女性活躍の事例を紹介していきましょう。今回は同社の武樋泰臣社長に「なぜ女性の活躍を重視するのか」「どのようにして出産・育児をサポートする仕組みを作ったのか」について伺います。

まず、なぜ女性の活用に積極的かということですが、同社も最初から現在のように女性社員が活躍していたわけではありません。2002年の設立当初は男性社員がメインでした。

「もともと不動産業界というのは、あまりモラルが高い業界ではないんですよ。不動産業界に就職すると言うと、親が心配するような時代もありました」(武樋社長)。

だからこそ顧客の立場に立った誠実なサービスをすることで、ほかと差別化できると武樋社長は考えたのです。お客様の立場に立った、きめ細かな「おもてなし」は、女性の得意とするところ。現にエイブルの顧客満足度調査で全国1位を獲得した同社の女性営業には、お客様からこんなコメントが寄せられています。「親身になって部屋を探してくれただけでなく、不案内な引っ越し先での新生活に必要な情報まで教えてくれました」。これも生活者としての女性の視点が生かされた例でしょう。

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