このように職場全体で産休からの復帰をサポートした経験から、同社ではワーキングマザーである店長がつねに店にいなくても支障なく店が回るようになり、今では子供が熱を出したり不測の事態が起きたときには、周囲のほうが「早く帰ってください」と言って、店長を追い出すまでになりました。
男性社会で活躍する女性社員
また同社の別の女性は、出産後、さらに自分の可能性を広げようと、不動産売買の世界に飛び込みました。不動産の売買は、賃貸とは金額もケタ違い。女性営業も少なく、今よりもさらに男社会ですが、挑戦を始めたのです。
高知の女性にはパワフルで勝ち気な人が多く、男勝りの女性のことを土佐弁で「はちきん」と呼びます。そんな土地柄もあるのかもしれませんが、従業員36人中、4人のワーキングマザーが一般社員と変わりなく、しかも店長職として活躍している同社の姿には感動さえも覚えました。
「営業部女子課」主宰者である私には夢があります。それは女性営業が出産後も普通に「営業ママ」として活躍できる社会をつくること。そして、それが同社では当たり前のように実現できている。「やるきね!(頑張るぞ、という土佐弁)」と張り切って人生を謳歌している彼女たちの姿を見て、「やればできるんだ」と胸が熱くなりました。
ファースト・コラボレーションを見ていると、規模や業種に関係なく、「本気で女性に活躍してほしいという思いさえあれば、どうにでも組織は変えられる」ということがよくわかります。
しかし、「そうは言っても、現実には難しい」と思う方も多いでしょう。次回はそんな方のために、武樋社長からのアドバイスをお伺いしたいと思います。
現役の営業女子の方はもちろん、
営業部女子課 http://www.eigyobu-joshika.jp/
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