子の自立のきっかけ妨げる親がしがちなNG行動

難関中合格に必要なのは考える力と思考力だ

大人が一から十まで教えすぎると、子どもの自立を妨げてしまう?(写真:Claudia/PIXTA)
難関中学の入試では、その場で自分の力で解き方を考える、本質的な力が問われ、過去問などに多く触れるだけでは対応できなくなってきています。そのような難関中学の合格に必要な「自立して考える力」「深い思考力」を伸ばすためには、実は日常生活の中での小さな積み重ねが非常に重要です。
しかし、実際は子どもが塾から帰ってくると「よく頑張ったね」と、勉強以外のことはなんでもやってあげてしまう保護者の方が多く、これが子どもの成長の機会を奪ってしまっている可能性もあるのだといいます。
ここでは、定員180名の灘中学校に、男子塾生300余名中56名が合格という実績を誇る、難関中学受験専門塾・希学園の学園長である黒田耕平氏に、小学生の子どもが自立した大人に近づくための、保護者の関わり方を教えてもらいました。

学力の基礎となるのは「思考力」

よく中学受験に臨むお子さんを持つ保護者の方に聞かれる質問があります。その1つが「何をすれば、学力を伸ばすことができますか」という質問です。

おそらく保護者の方は「この問題集を全部できるように取り組めば確実に力がつきます」とか「こういう学習のさせ方をすれば力がつきます」といったわかりやすい答えを期待されていることが多いのでしょう。

しかし残念ながら、そんなに簡単な方法はありません。本当に学力をつけるためには、根本的な部分から考えなければいけないのです。

学習において大切な力はたくさんありますが、自分自身で考える「思考力」こそが、最も重要かつ、何事にもつながる根本的な力です。多くの保護者の方から「では思考力はどうやれば身につくんですか?」と聞かれます。その答えは、とにかく「普段から考えさせること」です。

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