人気ドラマ「フレンズ」一夜限りの復活の可能性 チャンドラー役俳優がにおわす「サプライズ」
テクノロジー関連の米ウェブメディア「デジタル・トレンズ」によると、『フレンズ』は現在、ストリーミング・ネットワークでもっとも人気が高い作品の1つ。Netflixはこれまで、配信権に1年あたり1億ドル(約110億円)を支払っていた。
しかし前述の「ハリウッド・リポーター」によると、『フレンズ』を制作したワーナーが、自社系列の新しい動画配信サービスHBO Maxで配信するために、4億2500万ドル(約467億円)を支払い5年間の配信権を買い戻した。
アメリカのウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は情報筋の話として、今回の特別番組のギャラとして当初は、1人あたり100万ドル(約1億1000万円)が出演者たちに提示されたと報じている。しかし交渉の結果、225万〜250万ドル(約2億4700万〜2億7400万円)に増額されたもようだ。
多額の出演料を払ってでも、『フレンズ』の特別番組が、HBO Maxの契約者獲得につながると判断したようだ。HBO Maxのサブスクリプション料は、月14.99ドル(1600円強)。Huluは5.99ドル〜、Netflixは8.99ドル〜と考えると、強気の値段設定といえる。
エレン・デジェネレス司会のトーク番組か
HBO Maxは、5月のローンチ時には『フレンズ』全エピソードを含む1万時間のコンテンツを提供するとしている。『フレンズ』の特別番組もそこに含まれるわけだが、デジタル・トレンズは、「あまり喜びすぎない方がいい」とフレンズ・ファンに警告する。
というのもこの特別番組は、ファンが期待するようなドラマ形式の新しいエピソードが作られるわけではなく、台本がないトーク番組の形を取ると見られているからだ。デジタル・トレンズは、出演者や制作陣がパネル形式で当時を振り返りながらディスカッションする内容になるとしている。
番組司会者は決まっていないものの、WSJは、別のコンテンツでHBO Maxと契約している人気司会者エレン・デジェネレスの可能性もあるとしている。
なお、『フレンズ』は日本でも現在、HuluやNetflixで配信されている。HBO Maxは日本を含む米国外でのサービス展開について言及しておらず、今後日本のファンが『フレンズ』を視聴できるか否かは今のところ不明だ。
学生や日系企業駐在員として英国・ロンドンで計6年強を過ごす。駐在員時は、在英日本人向けに英国および欧州のビジネスニュースを日本語で配信する日系企業にて編集・執筆などに従事。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に幅広い分野の翻訳・ライティング(ときどき通訳)を行っている。
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