不登校の子が「親に絶対してほしくないこと」 ゲームを禁止している場合ではない
ショウタ:本日の司会を務めさせていただきます、子ども若者編集部のショウタと申します。
まずは登壇者から自己紹介をさせていただきます。自分の趣味や、これまで親にされてうれしかったこと、イヤだったことを話していただきます。
丸山遥暉(以下、丸山):丸山と申します。気軽に「まるさん」と呼んでください。19歳です。中学3年の秋から、2年半ぐらい不登校でした。その後、通信制高校に入り、今は大学1年生です。
僕は、スマホのゲームが大好きで、1年中ひたすらゲームしていることもあった程です。今も大学に支障がない程度に続けています。
一番つらい時期には、親に干渉されたくない気持ちが強くて、自分の部屋にひきこもっていました。
干渉を避けバリケードも
僕の部屋はベランダに面していて、親が洗濯物を干すたびに毎日、僕の部屋を出入りするので、それが本当にイヤでした。ある時期は、机や重いものを引っ張り出して、ドアの前にバリケードを作ったこともあります。
親にされてうれしかったことは正直、ありません。当時は自分自身のことで精いっぱいで、親の行動に目を向けていなかったんだと思います。
ただ今になって思うと、親が私との関係に集中しすぎなかったことはよかったと思います。職場や地域の人との関わりや、弟たちの部活動の手伝いなど、親は僕の問題だけに没頭せず、いろいろと忙しくしていたんです。
それが親に干渉されたくない僕にとってはありがたいことでした。
あおい:あおいと申します。14歳です。今現在、絶賛不登校中でございます(笑)。ちょうど1年前の冬休み明けから不登校になりました。
不登校になった明確な理由はなくて、中学校に上がって環境に慣れなくてすごく疲れてしまったり、部活が大変だったり、そういうことが重なったんだと思います。
趣味はゲームやアニメなどの二次元です。アイドルや音楽も好きです。