いじめられても絶対に学校を休まない子の心境 小中高、泣きながら学校に行き続けた
――はるかさんにとって学校はどういうものでしたか。
私にとって小学校から高校までの学校生活は、とにかく苦しい場所でした。
幼稚園は、インターナショナルスクールに通っていました。そこはものをつくったり、表現をするということを大事にしている幼稚園で、のびのびとした雰囲気があり、楽しかったんです。
しかし、そんな自由な幼稚園から小学校に上がって、すごく違和感を感じました。
一つの文字をひたすらくり返し書くとか、暗記して覚えるとか、そういう勉強のスタイルに対して「なんで個性にこんなにフタをして、自分の頭で物を考えさせないような教育をするんだろう」と思いました。
私は学校が求める「勉強」ができませんでした。とくに漢字を覚えるのが苦手で「このままじゃダメだ。勉強しなきゃ」と思っても、テストでビリになるプレッシャーからか、まったく手につかず、成績は上がりませんでした。
先生からは「この子はできない子だなあ」と見られていたと思います。だから、先生のことが怖くて、信頼することはできませんでした。
人間関係も
また、同級生との人間関係も苦しいものでした。
クラスでは、発言力の強い子にみんながついていくようなところがあって、その子に従わない子はクラス中から白い眼で見られます。
私は最初「そんなの気にしないし」と思って、みんなに合わすことをしないですごしてきました。
すると、仲間はずれや無視などのイジメを受けるようになりました。小学校を卒業しても、中学、高校と、いじめはずっと続きました。