いじめられても絶対に学校を休まない子の心境 小中高、泣きながら学校に行き続けた

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それからは「私は何が好きなんだろう」と頭の片隅で考えながら、いろいろなことをやってみるようになりました。

絵を書いたり、好きな人のブログを読んだり、いろんな物を集めたり、好きな場所に行ったり。『不登校新聞』の「子ども若者編集部」に関わりだしたのもそのころです。

自分を大事にして、自分の思いにしたがって好きなことを追及してみたら、やっと、「楽しいってこういうことなんだな」ということがわかるようになりました。

学校へ行かないだけが不登校?

――そんなはるかさんが、これからやってみたいことは?

不登校のことが語られるときって、学校へ行っていない子のことだけが問題にされがちですよね。

でも、私みたいに、苦しくてしょうがないけど学校へは行っていた人たちのことも、もっと知ってほしいし、考えてほしいと思うんです。

そんな、かつての私と同じ状況にいる子どもたちのために何かしたいと思っています。

『不登校新聞』で以前、私の経験と、「不登校とは言えないけれど苦しんでいる子」のことを書けたときは本当にうれしくて、夢がひとつ叶ったと思いました(本紙510号掲載)。

これからはイベントを主催したり、インタビューをする側になるなど、やりたいことはたくさんあります。

今苦しんでいる子たちに、「あなたが感じていることや思っていることはまちがってないよ」と思ってほしいんです。

そういうことを言ってくれる人が1人いるだけで、すごく救われるから。どうか自分を大切にしてあげてほしいな。

それが、「学校で苦しんできた先輩」から伝えたいことですね。

――ありがとうございました。

(聞き手・遠藤優花、編集・茂手木涼岳/写真・矢部朱希子)

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日本で唯一の不登校専門紙です。不登校新聞の特徴は、不登校・ひきこもり本人の声が充実していることです。これまで1000人以上の、不登校・ひきこもりの当事者・経験者が登場しました。

また、不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報、識者・文化人のインタビューなども掲載されています。紙面はすべて「親はどう支えればいいの?」という疑問点から出発していると言えます。

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