受験失敗でも「心が折れにくい子」の本質的要因 失敗・間違いへの"免疫力"はこうして高める

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心が折れないようにする本質的アプローチとは、次のことです。

【失敗や間違いに対する免疫力をあげる】

失敗や間違いをしたとき、人は落ち込んだり、心が後ろ向きになったりします。これは通常、誰しもそうなのですが、心が折れない人とそうでない人には決定的な差があります。それは、落ち込んでいる時間が長いか短いかという差です。

心が折れてしまう場合は、落ち込み時間が長い場合と考えてよいでしょう。心が折れない人は、一瞬落ち込むものの、立ち上がりが早いものです。

例えば、子どもが問題を解いて答え合わせをした時に間違いがあったとしましょう。そのときの子どもの反応を見ると伸びる子か、そうでない子であるかがわかります。

<伸びない子の反応>
間違いがいくつもあることでやる気をなくすような表情をしたり、それを言葉に表す。
<伸びる子の反応>
「あれ? 何が違うんだろ。……あ、そうか、こういうことね」と反応する。

伸びる子は、このような軽い感じのテンションで、深刻に捉えず、「何が違っているのか」ということに関心がすぐ移ります。伸びない子は、いつまでも「できないこと」を引きずります。これが、失敗や間違いに対する“免疫力の差”の正体です。

では、どのようにすれば、伸びる子のような反応ができるようになるのかということですが、それには多少時間がかかりますが、次のようなアプローチをしていきます。

失敗や間違いに対する免疫力を上げる2つのステップ

【ステップ1】親がまず伸びる子のような反応をする習慣をつけていく

子どもがこのような反応ができるようになる前に、親が日常の些細な間違いや失敗をしたときに、「あれ、なぜできないんだろう?」「あれ、どうして間違えたんだろう?」と軽い感じで、口に出します。その後、原因がわかったら「あ、そうか、こうすればいいんだ」とまた独り言のように口で言ってしまうのです。

親が最初にやることで、子どもは刷り込まれていきます。些細なことで行う理由は、大きな失敗や間違いであると、軽い感じではできなくなってしまうからです。

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