学生は、失敗経験が少ない。もちろん大学生活の中でも期末試験や試合での失敗はあるだろうが、周りにいるのは友だちや先輩、教官だ。他人から冷たく拒否されることはない。
しかし、就活では多くの学生が失敗経験をする。インターンシップ選考でも、本番のエントリーでも落とされる。ようやく面接に進み、期待に胸を膨らませても、「お祈りメール」が届く。
初めてきつい経験をして、多くの学生は落ち込むのだが、先輩は「気にするな」とアドバイスしている。そのとおりだと思う。企業が手間暇かけて採用した新卒学生といえども、平均して3年以内に3割が辞める。そんな採用基準に落ち込む必要はない。
企業との出会いには「運」も
学生の応募と企業の採用は、人と人との出会いに似ている。いい出会いもあるし、悪い出会いもある。その「いい」「悪い」は事前にコントロールできない。運なのだ。
「早めに準備をすること。どんなに準備しようが、運や縁も必要なのが就活」(文系・旧帝大クラス)
「就活は運だということ」(文系・早慶大クラス)
「面接官なんて、無意識のうちに自分と似た人、共通項が多い人を選んでいるだけなので、落ちても落ち込まないメンタルを持つこと」(文系・上位私立大)
運に左右されるなら、いい出会いのために必要なのは母数を大きくすることだ。つまり活動量を上げてたくさん受けること。
「たくさん受けてみるべき。外からじゃわからないことばかり」(文系・旧帝大クラス)
「就活はとにかく運。周りの情報に踊らされて焦りを感じないようにしてほしい」(文系・中堅私立大)
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