「出世ばかり考える人」が結局、成功しない4理由 上司の前だけ「いい顔」…あなたは大丈夫?

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「出世ばかり考える人」が結局成功しない2つ目の理由は、「時代の変化に対応できる技術力がない」からである。

社内外ともに対応できる技術を身に付ける

【2】時代の変化に対応できる「技術力がない」

出世の多くは、社内政治における勝利である。正確に言うと、社内政治において勝利する人の側についていることによって、達成される。

少なくとも、年功序列終身雇用の時代の大企業はそうだった。ここでの問題は、ついたボスが失脚すると、自分も一緒に一掃されることだ。目端の利く人は、そのあたりを敏感に察知し、二股をかけて上手に立ち回るのかもしれないが。

いずれにしろ、そういうある意味「のどかな時代」は終わったのである。もちろん、「人間が3人集まれば政治が始まる」と言うくらいだから、社内政治がなくなることはないだろう。

しかし、オーナーや株主の立場になってみれば、会社が傾きかけているときに必要なのは、何より「売り上がを上げてくれる人」だ。売り上げを上げる営業力、技術力を持つ人、それによって、新たなビジネスモデルを構築できる人だ。それは、それまで日の当たらなかった部門から生まれるものかもしれない。

実際、多くの産業で、「既存事業に依存する体質からの脱却」という、ビジネスモデルの抜本的変革を余儀なくされている。一方、現在、社内で力を持っているのは、「既存事業での成功者」であることが多い。

出世ばかり考える人は、そうした旧世代におもねっているわけだが、そもそも、その事業がなくなってしまったら、あるいは外資に買収されたら、どうするんだろう? 社内で出世の道が途絶えるだけではない。転職もままならないはずだ。なにしろ、いわゆる「手に職」がないのだから。

時代を読んで、この先必要とされる技術を勉強し、その技術によって、社内外で第一人者ともなれば、上司にペコペコしなくても、結果として、出世できるというものだ。しかも、その「出世」は、必ずしも今いる会社における出世であるとは限らない。もっと大きな出世かもしれない。でも、現時点での実力者におもねようとするだけの考えでは、「出世」の望みは先細りするだけだ。

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