政府「高級ホテルを50カ所」に反対する人の盲点 「地方の良質な雇用」を増やす賢い投資になる
国による「高級ホテル建設」に賛否両論
先日、菅義偉官房長官が、海外の富裕層が宿泊するような高級ホテルを国の支援で50カ所開発していくと表明したところ、賛否両論が巻き起こりました。
とくに争点となっているのは、この開発に財政投融資を活用し、日本政策投資銀行による資金援助などをするという点です。
人口減少に対応するために欠かすことのできない「観光」に多くの方たちの関心が集まるのは、大変喜ばしいことです。一方で、「高級ホテル開発」を政府が後押しすることの「真意」が正確に伝わっていないことが残念です。
これは、かつてのリゾート法下で行われた国主導の施設開発などとはまったく異なるもので、日本の観光をさらに成長させていくためには必要不可欠な戦略なのです。
そこで、正確な認識に基づいた議論をしていただくため、富裕層向けの高級ホテル50カ所開発という戦略が日本経済にどのような意味があるのかを解説したいと思います。



















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