お見合い写真「盛りすぎた人々」に起きた珍事 見栄えをよくするレベルを超えたとき

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その日も弊社の女性会員が別の相談所の男性とお見合いしようと男性の写真を持って待ち合わせ場所に向かったのですが、写真が加工されているせいか似ている男性がまったく見当たらない。

約束の時間を少し過ぎたころ「まだ会えないんです」と電話がかかってきました。先方に連絡したら「うちはもうお見合いしていますよ」。なんと、その男性、別の女性とお見合いしてしまったんです。それで交際まで進んだとか⋯⋯まあ、それもご縁ですよね。

「まだ会えません」という電話が後を絶たない

会ったときに「わたくし○○と申します、△△さんでいらっしゃいますね?」とはっきり確認すればいいのですが、コミュニケーション力が低い人も少なくありませんし、周りはガヤガヤしているのでボソボソ声では聞こえません。言われた相手も緊張してよくわからないまま「あ、ハイ」と返事をしてしまう。それでこんな珍事件が発生してしまいました。

こんな感じで、週末ともなれば「まだ会えません」という電話が私にもじゃんじゃんかかってきます。事前に「バッグにスカーフを巻いて行きます」「ピンクのジャケットを着ています」など、わかりやすい特徴を伝えないと、写真だけでは見つからないと思ったほうがいいですね。ちなみに、お見合い前にLINEや携帯番号など個人情報の交換は認めていないので本人同士で連絡を取り合うことはできないのです。

私も創業時はお見合い現場に同行していました。女性と一緒に待ちながら写真と見比べて「この人かな?」「違うと思いますよ」「あの人は似ているけど?」なんてやっていました。男性のほうがみんなスーツですから判別が難しいかもしれません。

別人とお見合いして結果的にうまくいったならいいのですが、そんなイイ話ばかりではありません。イメージが違いすぎて「がっかりした」ということのほうがほとんどです。会う前はウキウキして行ったのに実際に会ってみたら⋯⋯もう気持ちがまったく入らない。5分ほど話してすぐに帰ってしまい、相手が傷つくというパターンは数え切れないほどあります。

結局、どんなに加工しても実際に会ったら現実は知られてしまうもの。加工は意味がありません。それでも加工写真をよしとする相談所があるのは、お見合いの申し込みが少ないと退会してしまう人がいるからなのでしょう。

弊社のカメラマンは「絶対に加工しない」と断言しています。たまたまできていたニキビを取るくらいはしますが、しわは取りません。しわを取ると別人になってしまうからです。プロのメイクさんがヘアとメイクを整え、300枚くらい撮影した中の「奇跡の2枚」を加工せずに採用しています。

次ページ容姿だけでなく年収も盛ってしまう
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事