お見合い写真「盛りすぎた人々」に起きた珍事

見栄えをよくするレベルを超えたとき

少しでも自分をよく見せようと写真を盛るのは今や普通ですが、婚活の登録写真を過度に盛るとトラブルにもなりかねません……(写真:Fast&Slow/PIXTA)  
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。
今回は、相談所登録者の「写真加工」についでです。最近、過度に“盛る”ケースが増えており、お見合いの場で驚く、ということが多々あるようです。

60代なのに30代にしか見えない

スマホアプリを使って自撮りを簡単に加工できるようになり、あまりにきれいな写真に慣れてしまったせいでしょうか。結婚相談所によっては登録写真をまるで別人になってしまうほど盛ってしまうことがあるようです。会員側から「加工してほしい」と頼んでくることも多々あります。

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加工するのは女性だけではありません。

男性もすごいですよ。とくに、普段あまり身なりに気を使わない男性ほど、相談所のスタッフが寄ってたかって髪型から服装から何から何まで変身させてから撮影。髪の毛の量が大幅に増えていることもあります。そこからさらに加工するのですから、もう本人の面影はいっさいありません。

弊社では加工はしない方針ですが、かつて弊社に登録していた60代のある男性は、別の相談所で加工した写真を掲載していました。シミもシワもいっさいない、ツルツルの肌。60代なのに30代にしか見えません。ここまで加工してしまうと、写真は“目安の1つ”にもならないんです。

確かにまったく化粧もしない「ありのまま」の写真では、パスされてしまうことがあるかもしれません。ですが、過剰に加工した写真はお見合いの際、トラブルの原因にもなりかねません。実際、こんな珍事件も起きています。

“現場”はある有名ホテルのカフェでした。都市部の有名ホテルのカフェは週末、至るところお見合いだらです。女性はみんな服装も髪型も同じような雰囲気の婚活ファッション、男性はスーツ。多くの相談所は会員情報共有システムに加入しているので、ほかの相談所に登録している相手とお見合いができます。

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