仮装とは大分違う「本気コスプレイヤー」の世界 人気コスプレイヤー・伊織もえさんに聞く

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

――それはだいぶ違いますね。衣装の流通がコスプレを広めるのに大きく影響していそうですね。中国の話が出ましたが、アジアの国では、日本とは違いますか? コスプレの盛り上がりやファンの反応は?

伊織:最近、中国はすごく盛り上がっていますね。前は、日本のアニメが1カ月後れでオンエアされる感じだったようですが、今は日本と同時オンエアのアニメもあるので、レイヤーさんの反応がすごく早いと思います。中国のレイヤーさんで、日本にコスプレをしにくるという方も多いですし、コスプレのクオリティーもとても高いです。

違いでいうと、日本で有名なコスプレイヤーの方は「女性キャラのコスプレをする女性」が多いですが、中国では「男性キャラのコスプレをする女性」のほうが断然人気があります。あとは、中国ではイベントにゲストとして呼ばれるようなコスプレイヤーはVIP扱いで、警備のためにSPもつくんですよ。そこも違いますね。

仮装、コスプレへのこだわりや思いにも注目

ここまで、伊織さんに、見るべきコスプレのこだわりポイントに加えて、コスプレが広がった背景、中国のコスプレ事情についても伺いました。

楽しみ方はもちろん人それぞれですが、仮装、コスプレに込めたこだわりや思いにまで注目してみると、ハロウィーンがこれまでとは違った風景に見えるかもしれません。

そして、「仮装やコスプレをしたい」けれどできていない「隠れコスプレイヤー」の方は、勇気を出してみると、新しい楽しみ方に出会えるかもしれません。

【参考情報】
「生活定点」調査概要
調査地域:首都40km圏、阪神30km圏
調査対象:20~69歳の男女3080人(2018年・有効回収数)
調査手法:訪問留置法
調査時期:1992年から偶数年5月に実施(最新調査は2018年5月16日~6月15日)
前沢 裕文 博報堂生活総合研究所・上席研究員/コピーライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まえざわ ひろふみ

2000年(株)博報堂入社。コーポレートコミュニケーション局(現PR局)、営業局、クリエイティブ局にて、PR発想を起点とした統合コミュニケーションの企画制作に携わり、2019年から現職。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事