仮装とは大分違う「本気コスプレイヤー」の世界 人気コスプレイヤー・伊織もえさんに聞く

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――先程、仮装、コスプレに関するデータをご紹介しましたが、伊織さんからは「仮装とコスプレは違う」というご指摘をいただきました。

伊織もえ(いおり もえ)/コスプレイヤーから始まり、現在ではTBSラジオにてメインパーソナリティー、グラビアでは毎月のように表紙を飾るなど、多方面にわたり活躍している。各国の主要SNSフォロワーは390万人を超えており、その人気は国内のみならず、海外のイベントでも1,000人を超えるファンが集まる「日本発世界で最も活躍しているコスプレイヤー」(写真:伊藤さん提供)

伊織もえさん(以下、伊織):仮装とコスプレは、変身するという点での楽しみ方は一緒ですが、コスプレイヤーには、元になるコンテンツがあり、そのコンテンツに対する愛があると思っています。コスプレは、読む、観る、聴くなどに加えた、「好き」という気持ちの表現方法の1つなんです。

例えば、ドラキュラの格好をするとしても、ドラキュラに敬意を払ってる人はいないと思うんですけど、コスプレとして考えるなら、しっかり調べてみて、夜しか人前に出ない、みたいにするかもしれません(笑)。

――すると、鑑賞する場合、そういったこだわりが注目点になってくるのでしょうか?

伊織:「キャラクターの雰囲気に寄せているか?」は大事な部分ですね。衣装、メイクの細かいところで雰囲気も変わってきますし。資料をそのまま再現するより、みんなの意識に寄せたり。

二次元のキャラを三次元で考えると…

――意識に寄せるというのは、どういうことですか?

伊織:例えば、ウィッグをつけるときに、イラストなどのカラーチャートだと髪色は青になるけど、黒のほうがイメージに合うと思ったらそうしますね。あとは、マンガ、アニメ、フィギュアによって全部色が違う場合もありますし、シーズンによっても違いがあります。

困ったらどれに寄せるかが、レイヤー(コスプレイヤー)さんごとにあるので、友達と一緒にやるときは、「どれに合わせる?」というところから打ち合わせもしています。

キャラクターは二次元なので、「三次元で生活してたらこういう感じだろうな」というキャラクターが現実に生きていたとしたらの落とし込みもします。想像リアリティーというか、妄想リアリティーというか(笑)。

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