仕事でいっぱいのはずなのに、遊びも家事も徹底
仕事も徹底的にやるが、遊びも徹底的にやる川上さん。前出の藤沢さんによると、「音楽好きで、会社の送別会などや同僚の結婚式などで、よく音楽のDVDを作っています。仕事でいっぱいのはずなのに友達思い」。長野さんは、「彼女とは会社のフットサルのサークル活動でも一緒です」と話す。
こんなにアクティブな川上さんだが、「家に帰ると急にスイッチが切れてしまう」わけだ。
プライベートでは7年前に社内の先輩(当時)と結婚した。「1週間分の食事を土日に作りだめします。スポーツのように一気に集中してやる」と、楽しそう。家事の9割を自分が担当しているという。甚だ余計なお世話だが、半々でいいのでは?
「夫に頼むのは、私が苦手なエアコンのフィルターの掃除などです。9対1でも、自分でそれを決めて、すごく苦手なことをお願いしているので、気持ちはウィンウィンなんですよ」
しゃくし定規に「平等」や「公平」にこだわらず、得意・不得意、決定権の有無といった軸を持ってくるあたりが柔軟。やはり「女前」だ。
現在は国際事業部アジアパシフィック営業部に異動し、アジア9カ国に向けて国内ブランド商品の海外展開を担当している。
「今までは商品に『思いを込める側』でしたが、今はアジアに『思いを届ける側』。ブランドに込めた思いをもらさずくみ取り、しっかり届けていきたい」
「女前」の情熱が、グローバル市場へ伝播していく。
(撮影:今井康一)
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