国際派社長が開拓する東南アジア美容品市場

オルビスアジアの「グローカル戦略」とは

 化粧品大手のオルビスが、ASEANで手応えを感じ始めている。昨年7月にアジア太平洋地域の統括拠点を設立、次いで11月と12月に立て続けに店舗をオープン。さっそく出足の数字は期待以上だという。
 「2020年・高収益グローバル企業」というポーラ・オルビスホールディングスが掲げた長期ビジョンにおいて、オルビスの海外事業拡大がASEANで好発進を切った意味は、同社にとって大きい。奏功しつつある戦略を、国際派社長 横山氏に聞いた。
オルビスアジア太平洋地域統括本社 代表取締役社長 横山隆氏

「2020年・高収益グローバル企業」に向けて好発進

化粧品大手のオルビスが、昨年、ASEANに進出を果たし、早くもその手応えを感じ始めている。

ポーラ・オルビスホールディングスの連結子会社であるオルビスは、昨年7月、アジア太平洋地域の統括拠点として、マーケティング戦略の策定、化粧品・健康食品等の販売を行うことを目的としたオルビスアジア太平洋地域統括本社(以下、オルビスアジア)をシンガポールに設立した。

同ホールディングスは、長期ビジョンに「高収益グローバル企業」の実現を掲げており、2020年にグループ連結売上規模2500 億円以上、海外売上比率20%以上、営業利益率13~15%を目指している。オルビスはその安定的な収益源と位置づけられており、ASEAN進出はその収益源の拡大を図るためである。

オルビスアジアは、シンガポールで11月に1店舗目を、12月に2店舗をオープン。新店舗オープンのセレモニーには現地のメディア関係者のほか、人気ブロガーも足を運んだ。オルビス代表取締役社長の町田恒雄氏は12月のセレモニーで、「11月に1店舗目をオープンしてから1カ月すこし経つが、出足の数字は期待以上」と語り、すでに手応えを感じているようだ。

2店舗目のオープニングセレモニー。左から町田氏、横山氏、オルビス常務取締役の阿部嘉文氏
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