NBA渡邊雄太「小学生からの夢を叶える思考法」 大切な決断をするときに本当に重要なこと
情熱が消えなかった理由
「将来はNBAでプレーしたい」
僕がそう思ったのは、小学2年生か3年生の頃でした。
バスケ一家のわが家では、家族でしばしばNBAの試合をテレビ観戦していました。
いまでもよく覚えているのは、初めてロサンゼルス・レイカーズの試合を見たときのことです。画面の向こう側では、こちらがワクワクするようなプレーが繰り広げられていました。プレーの技術が優れていたのはもちろんですが、それに加えて選手一人ひとりに華があるのには本当に驚かされました。
体の大きな黒人や白人選手たちがコート上を走り回り、いとも簡単に豪快なダンクシュート、華麗な3ポイントシュートを決めていく。試合全体がとにかく楽しく、観客の熱狂も半端ではありません。
「こんなにすごいバスケットボールの世界があるのか!」
幼い僕にとって、その光景はあまりにも衝撃的で、気がつくとNBAのとりこになっていました。
子どもというのは、何かを見てカッコいいと感じたら、すぐに憧れてやってみたいと思うものです。僕にとって、その「何か」がバスケットボールでした。
大人たちは子どもの感受性に敏感になっておく必要があると僕はいつも感じます。幼いころに受けた衝撃や感動が大人になってからも気持ちを奮起させる源泉になるのですから、その影響は無限です。
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