今季好調の湘南ベルマーレが変貌を遂げたワケ 梅崎選手が語る「個人と組織の成長」の秘訣
チームメイトとの言い争い
僕は昨シーズン、浦和レッズから湘南ベルマーレに移籍してきました。湘南の曺貴裁監督から声をかけてもらい、熱い気持ちを持って湘南ベルマーレに加入したものの、ケガなどもあり、当初はチームにまったくフィットしていませんでした。チームの調子も上がらず、4勝6敗3分という苦しい状況の中で行われた2018年5月12日、J1リーグ第14節の清水エスパルス戦。いいところなく2ー4で大敗を喫した試合後のことです。
僕は後半15分から途中出場したのですが何もできず、ふがいない自分のプレーにもチームのパフォーマンスにもいら立ち、ロッカールームに戻った瞬間に、給水ボトルをたたきつけてしまいました。
この振る舞いを見たゴールキーパーの秋元陽太が、「おい、お前、何様だよ。全然やってないのに、キレてんじゃねえよ!」と言ってきたんです。そこから、僕と秋元の激しい言い争いが始まりました。
言い争いの途中で、監督インタビューを終えた曺監督がロッカールームに戻ってきました。僕と秋元はさすがに口を閉じましたが、ロッカールームのおかしな雰囲気にすぐに気づいた曺監督は、「お前ら、言いたいことがあるならここで言い合え。本気で思っていることをぶつけないと、うちは(J1から)落ちるぞ」と話したんです。
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