シンクタンクこそ女性の力をもっと活かせる訳

政策起業力持つ人材を育てなければならない

昭和女子大学教授の今井章子氏(左)と船橋洋一がシンクタンクの裏側について対談する、後編です(撮影:尾形文繁)
シンクタンク・パワーと政策起業力のフロンティアと日本の課題を、シンクタンクや大学、NPOの政策コミュニティの現場で活躍している第一線の政策起業家たちと議論する本連載。連載13回目は昭和女子大学教授の今井章子氏との対談後編をお届けする。

積極的に面白いことをすべき

船橋洋一(以下、船橋):昭和女子大学では、どのようなテーマを中心に教えてらっしゃるのですか。

今井章子(以下、今井):貧困対策や環境問題、ジェンダーの問題について、国際社会や企業、政府がそれらにどのように取り組んでいるのかを主に教えています。講義は英語のクラスと日本語のクラスがあります。

もう1つはリーダーシップについての講座です。日本では、育児休業制度や介護休業制度など、女性が働き続けるための仕組みは、諸外国に比べても引けを取らないほど法整備されていますが、社会の実情はまったく違います。仕組みはあるのに、実態が伴っていません。女性自身にもそこまでして働かなくてよいという意識が根強く残っていますし、周りにも、これまでの心地よい均衡を崩したくないという気持ちが強く、変化を嫌う傾向があります。

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その原因の1つは、法整備された仕組みを積極的に利用して面白いことをしようとするリーダーシップを欠いていることだと、近年では指摘されるようになっています。そんな意味で、リーダーシップを考える講義も受け持っています。

船橋:学生の反応はいかがですか。

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