ミッツ・マングローブ「自分の価値の見つけ方」

「オネエキャラの主流」から外れて

ミッツ・マングローブさんが重視してきたこととは?(写真:梅谷秀司)
知性派タレントとして人気を集め、数多くのバラエティー番組に出演するミッツ・マングローブさん。
父親の転勤により、小6から中3までの多感な時期をロンドンで過ごし、帰国後は慶應義塾高校から、慶應義塾大学へ進学。イギリスのウエストミンスター大学への留学経験も持つ。
20代後半からは新宿2丁目でドラァグクイーンとして活動を開始。歯に衣着せぬ発言が印象的なだけに、自由奔放に生きてきたかのように見えるミッツさんだが、本人は意外にも社会規律を重んじる性格なのだという。
エッセイ『熱視線』も刊行したミッツさん。タレントとして支持を得るまでのストーリーや、ミッツさんが自称する「オネエタレント」が背負う、世間からの期待について語ってもらった。
前回記事:ミッツ・マングローブ「個性は努力で育たない」

「今の立ち位置」になったワケ

バラエティーにおいて「オネエキャラ」が欠かせない存在となって久しい。多種多様なタレントがしのぎを削るなか、ミッツ氏は「ご意見番」としての立ち位置を確立している。これまでの経歴を活かし、自身の戦略から生みだしたキャラクターのようにも思えるが、実は今のポジションに収まったのは「結果論」なのだという。

「私がバラエティー番組に出演するようになったのは、IKKOさんやはるな愛ちゃんのような『オネエキャラの王道』が出そろったあとのことです。愛想がよくって元気で、声が高いオネエキャラが多いから、ムスッとした声が低いオカマって、コントラスト的にとても目立ったのでしょう。

2000年以降、マツコさんという超危険球が出てきて、いきなり大ブレイクしました。『マツコさんみたいなオネエキャラ、TV的にもうひとり欲しいな』と制作サイドが考えていたところに、たまたま私に白羽の矢が立ったんですよ」

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