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NYの「意識高い中華料理店」が大炎上したワケ 意識せず使った英単語が爆弾になった

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  • 村山 みちよ 海外制作コーディネーター、ライター編集者
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同社が展開するせっけんブランドの「ダヴ」は長年にわたって女性のエンパワーに特化した商品キャンペーンで成功を収めてきたが、2017年にさまざまな女性の体をイメージして作った形の異なる容器に入ったボディソープを発表して炎上。「女性のためによかれと思って作った」というが、「自分の体型を連想して傷ついた」など一部の女性たちの怒りを買い、結局新商品は販売停止に追い込まれた。

同社は何年にもわたって女性本来の美しさを応援する広告映像を、全世界をターゲットにしてインターネットで発信しており、2013年には1週間で1500万人が視聴したほど欧米の女性たちに支持されていた。

にもかかわらず、この1件でそれまで培ってきた「女性に寄り添ったリーディング・カンパニー」のイメージに一瞬でバツがついてしまった。これは、「そんなつもりはなかった」のに、ポリコレ問題に発展してしまった1件として知られているケースだ。

「郷に入っては郷に従え」は通用しない

世の中には「そんなつもりはなかった」と思うことが問題化されることがある。今回紹介したケースは「外国で起こった特殊なこと」と言いたいところだが、炎上のきっかけを作る人や、それに同調する人が、日本にもやってくる可能性は十分にある。

「日本に来るのであれば、『郷に入っては郷に従え』でいいではないか?」という声もあるだろう。ごもっともだ。しかし、東京オリンピック・パラリンピックという国際的なイベントを開催するうえでも、訪日観光客など本当の意味での「日本ファン」を増やすうえでも、ポリコレに対する意識を高めることは欠かせない。

日本はアメリカのように移民が作った国ではないし、東京はジュネーブのように人口の約半数がスイス国籍を持たない人たちで構成されているような特殊な都市でもない。

そのため、「自分と違う人のことを考慮して発言・行動する」ということに意識が回らない人が多くても仕方ないが、自分と異なる人種や国、性別などの人に対して想像をめぐらせることは、日本における多様化の促進にもつながるのではないだろうか。

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