マンガ!東大生の「最強の勉強法」は要約である 「あらゆる科目の成績」を劇的に高める裏技

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要約というのは「主人公を見つける」ことにほかなりません。主人公を見つけて、その主人公の動向に注目することで、物語の内容が理解しやすくなるのです。

要約をするためには「主人公」=「重要なポイント」は何かを押さえる必要が生じます。それを理解することで事柄をより理解しやすくなるのです。

東大の入試問題は「要約」が必須!

「要約力」という力は、入試でも非常に重視されます。例えばこんな問題を見たことはありませんか?

「次の1〜4のうち、文章のまとめとして適切なものを選べ」

古今東西、こういう「文章のまとめとして適切なものを選べ」「この文章にタイトルをつけるならどれ?」という系統の国語・英語の長文問題って非常に多いですよね。

これは、「要約ができる人間は、その文章を読めていることが多い」ということを意識しているのです。「文章のまとめ」ができる人間ならば、文章も読めているとみなされるのです。要約問題は、先ほど言った「主人公」が見極められる人ならば解けるのです。

こういう「要約」を非常に多く出題する大学の代表例が、実は東京大学です。東大の問題は、国語や英語はもちろんのこと、それ以外の科目もこの能力をガンガン問うてきます。

例えば日本史では長い文章や資料を課して「この資料を要約せよ」という問題が頻出となっています。

また世界史は8つのキーワードを与えて「キーワードを使って論述せよ」という問題が毎年出題されています。この世界史の問題はキーワード同士のつながりを考えて要約する問題で、この問題を解くためにはキーワードがその時代においてどういう役割を担ったのかを考える必要があります。これはその時代の「主人公」を知っていると解きやすい問題なのです。

実は数学でも同じことが言えます。東大の数学の問題の文章は他大学と比べても異常なほど長く、その文章の中から問題を解くうえでのヒントとなる「主人公」を探さないと解けません。数学でも、そのヒントを「主人公(起点)」として問題を解いていく、という要約力が必要なのです。

僕はこの国語・要約力の大切さに気づかず、要約できないままで成績が上がらず2浪してしまった人間です。要約力もないし、読解力もない。だから落ちました。しかし、2浪して要約の訓練をすることで成績が急上昇し、東大にも合格しました。

「要約から始めるべきだったんだ……」

そのときになってはじめて、僕はそう気づいたのです。

では、要約がどうしていい勉強なのかを知ってもらったところで、実際にどうすればいい要約ができるのでしょうか。最後に、そのテクニックをご紹介します。

次ページ今すぐ要約が得意になるテクニック
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