忘れっぽい人でも「記憶力」をぐんと伸ばすコツ

記憶力日本一が教える覚える力アップの秘策

「覚え方のコツ」さえ押さえておけば、大人になってからでも記憶力を鍛えることは可能です(写真:Jake Images/PIXTA)
「新規取引先の顔と名前がなかなか覚えられない」「近ごろもの忘れが多くて、少し心配」「資格試験のために専門用語を暗記しないといけない」など、いろいろな場面で「もっと記憶力があったら」と感じたことがあるかもしれません。
「記憶力は筋肉と同じで、鍛えれば向上していくものです」。そう語るのは、記憶力日本選手権大会で優勝し続け、『見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル』の著者でもある池田義博氏。池田氏は今まで記憶力日本選手権大会に6度出場しすべて優勝していますが、生まれつき記憶力がよかったわけではないと言います。

私が記憶術に出合ったのは40代半ばで、そこから独学でトレーニングを始めました。あらゆる記憶術や脳のことを学ぶうちに、どうすれば脳が記憶しやすくなるかを理解できるようになり、今に至ります。今回は、脳の特性を活かした記憶力アップ法についてお伝えします。

「パンダを思い浮かべてください」でわかる脳の性質

要となるのがイメージングです。まず、ちょっとした実験をしたいと思います。目を閉じて頭のなかに「パンダ」を思い浮かべてください。

イメージできましたか? 頭のなかには、あの可愛い白黒のパンダの「映像」が浮かんだのではないでしょうか。「パンダの姿を思い浮かべてください」とはいわれていないにもかかわらず、「パ」「ン」「ダ」という文字自体が浮かんだ人はほとんどいないはずです。

このように脳は、文字よりも絵や映像などの「イメージ」のほうが優先的に覚えやすく、思い出しやすいようにできているのです。その証拠に記憶の一種である思い出は、文字ではなくイメージの形で頭に入り、長く記憶に残りますよね。

次ページ名前は覚えられますか?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 岐路に立つ日本の財政
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
子どもの命を守る<br>続発する虐待死、その真因を探る

子どもをめぐる悲惨な事件が後を絶たない。親からの虐待、保育園事故、不慮の事故……。子どもの命の危険とその解消策を検証した。長時間労働が深刻な児童相談所の実態、低賃金・高賃金の保育園など保育士の処遇に関する独自調査も。