両立困難で大企業を退職。そのとき母は?

強烈な焦り、孤独感…そして再起へ

 

産休・育休中の仕事をしない時期に、自分の居場所がなくなる恐怖を感じた……。育休からの復帰後、以前と同じように働けるかどうか不安……。

現在、仕事と育児を両立中だが、目の前のやるべきことに忙殺されて、将来のキャリア像が描けない……。

仕事と子育ての両立は、永遠のテーマ。出産前後、そんな悩みを持つワーキングマザーは多い。

日本ワーキングママ協会代表理事の大洲早生李さんは、そんな不安を抱えるワーキングマザーが出産後も自分らしく働くことを支援したいと、今春「東京ワーキングママ大学」で講座を開講する。

コンセプトは、子連れで参加できる実践重視のビジネススクールだ。

大洲さんが中心となって立ち上げた東京ワーキングママ大学

「最近、社会も会社も『低迷する日本経済を救うのは女性だ』とか、『経営戦略として、ダイバーシティが必要』などと言って、子どもを産んだ女性も積極的に活用して行く方向ですよね。でも、そうした“経済重視の女性活用”と、働くママたちの意識にはズレがあると感じてしまいます。女工哀史ではないのだから、誰が国のために働きたいというのでしょう(笑)。

会社も、ワーキングマザーを戦力にしようと『しっかり働いて』というメッセージを出していますが、実際のママたちは、ひたすら目の前の仕事と家庭の両立に『どうしよう』と悩んでいて、宙ぶらりんの状態です。この両者のギャップはすごいなと。そして、この2つをつなぐ『学びの場』が作れないか、と思いました」

4年半に及んだ別居婚

実は大洲さん自身、子どもを産んだ後の仕事復帰に人一倍、煩悶したワーキングマザーのひとりだ。

5歳の双子と、もうすぐ3歳の子どもを持つ、3児の母。現在は、地元名古屋や東京のベビー関連商品を扱う企業を中心にPRコンサルティングを請け負う「GLOBAL STAGE」という会社を経営しながら、「プロボノ(職業上の知識を生かしたボランティア)」という形で、東京ワーキングママ大学の運営準備や、ワーキングマザーの社会復帰や活躍を推進するための政府への提言などを行う。まさに八面六臂の活躍だが、そこに至るまでの2~3年の間は、「模索の時期」だったと言う。

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