東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #キャリア相談:君の仕事に明日はあるか?

CAを辞めたほうがいいですか? 【キャリア相談 Vol. 26】

7分で読める
  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO
2/3 PAGES
3/3 PAGES

フルパワーで働ける期間は短い

質問者の方の27歳という年齢は、将来を考えるにはよい年齢だと思います。筆者が若い方にいつも言っているのが、「人生の中で、フルパワーで仕事ができる期間はとても短い」ということです。年齢と共に体力も落ちますし、頭も冴えなくなりますし、家族のことなど頭を悩ますライフイベントも多くなってきます。ゼロから新しい仕事を覚えるのも、早い方がよいものです。

すると、心身共に充実してフルパワーで働けるうちにこそ、老後まで食べていける技を身に付けるべきです。会社から「あなたはもう村人じゃないんだよ」と追い出されたときに、体力も頭も弱っていると、とても困ってしまいます。

質問者の方がここで一気に安定を求めるのなら、銀行のような規制業種や、顧客数が膨大で潰せない会社や、なくなると困るガスや水道といったインフラ関連企業や、潰れると日本国の安全保障上の問題が生じる国防関連を取り扱っているメーカーなどで、正社員になれるところを探すべきです。

質問者の方は「選ばなければどこでも受け皿はある」とおっしゃいますが、実際に転職活動を行うと、未経験者採用というのはノルマのきつい営業以外はなかなかないものです。今すぐ就職活動を始めてみてください。今の日本は、実需は別として、景況感の改善風味の中で求人は増えていますので、新しい職を探すなら今です。

筆者の知人で外地ベースの客室乗務員だった方も、質問者の方と同様に20代でキャリアチェンジを思い立ち、やはり未経験ではなかなか就職先がなかったのですが、KKA(気合と根性と愛嬌)採用の小さなベンチャーに就職して何でもやった後に、そのベンチャーは潰れましたが、経験を買われて六本木ヒルズのたいへん安定した巨大IT企業に転職していきました。

人生いろいろ。質問者の方もまずは、自分はどこに行っても何にせよétrangerとお考えになって、幅広に職種や企業をとらえるのもよいかもしれません。筆者も転職が多かったのは、転校が多かったせいかと思料しております。ご自分の30歳、35歳のリアルな生活をイメージして、悔いのないように転職活動をしてください。明るい未来と幸運をお祈り申し上げます。

※筆者の最新刊『20代のための「キャリア」と「仕事」入門』が好評発売中。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象