何かにつけ不確実性の高い現代。一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれない企業も存在しない。自分の仕事に明日があるのか――それをつねに考えておかないといけない時代だ。 この連載では、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談を募集。外資系金融、コンサル、ライブドア、企業再生コンサルなどを渡り歩き、数多くの業界やスタートアップに精通する塩野誠・経営共創基盤(IGPI)パートナーに、実践的なアドバイスをしてもらう。
【Vol.25】 帰国子女の私にメッセージをください
こんにちは、渡辺と申します。
時間を見つけては塩野さんの記事を楽しんでいます。現在、そこそこの難関大学の学部1年生です。
海外生まれで、そののち日本と海外といろいろな所で暮らしてきました。 英語と日本語は問題なく話せます。そういった経緯もあり、現在の国際関係の学部におります。こちらの学部では2年生の夏から1年の留学が必須となっています。
まだまだ学生生活は始まったばかりですが、就職に関して心配でなりません。考えているのは、外資系金融機関、投資銀行、メガバンク、いづれかへの就職です。
が、何を学生のうちに身に付けていいのかわかりません。ダラダラと過ごすのではもったいないと思いますし、何か自分で事前にできる準備があると信じています。
普通の学生にはない、語学というギフトを抱えた私たちは、同じ業種なら国産より外資系企業にあこがれる方が少なくありません。
そこで、今、増えていると思われる私のような来日、または帰国子女の方たちに向けて、あるメッセージをお願いしたいと思います。
ひとつ目は、先ほど挙げたような金融系への職をつかむにあたって、4年間(実質3年を切っていますが……)で自分で勉強できること。学校の授業はいろいろとってみましたが、どれもこれも面白みがないという以前に、実用性が感じられません。金銭的にも苦しい年頃です。新聞のこういった面を読む、こういった本を読むなど具体的なお勧めの知識の蓄え術のご指示をお願いいたします。
ふたつ目に、長期休暇を利用してできることです。インターンやセミナーなど、今後の上に挙げたようなキャリアで役立つことがあれば、ご指示お願いします。
みっつめに、なんでも塩野さんのお勧めをお願いします。コネ作りや実際に聞いた学生さんのお話、なんでも構いません。
ながながと失礼しました。よろしくお願いいたします。
(大学1年生 渡辺)
まず日本語を勉強してください
みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。先ほどラーメン屋に入ったらクリスマスソングが流れていてしびれました。音楽の力はやはり偉大です。そんな音楽のすばらしさを知った年明けですが、受験生や就活生にとっては、これからが正念場になってくることでしょう。今回は海外生活が長いという帰国子女の大学生の方からの、就職にあたって何をしておいたほうがいいかというご質問にお答えさせていただきます。
質問者の方がおっしゃるように、いろいろと可能なかぎり若いうちに指摘してもらって、自分を成長させたほうがよいものです。また、筆者も子供時代を海外(米国ニューヨーク)で過ごし、大学院も海外だったので、何らか役立つことが言えるかもしれません。
まずは結論から言います、日本語を勉強しましょう。正しい日本語を正確に使う習慣をつけましょう。ご質問の中の「いづれか」は現代の用法においては「いずれか」が正しいです。「国産」の用法も違和感があり、「日系」か「内資系」でしょう。また文中で「てにをは」が重複している箇所が見受けられます。文章を書いたら必ず見直しましょう。
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