「女性が活躍できない会社」を見抜く指標7選 「女性社員が多い」だけで安心してはいけない
このこと自体が悪いわけではなく、新卒プロパー主義の会社は社員の結束力も強く「鉄の集団」のように表現されることもあります。しかし、それは逆に言えば「排他性が強い」とも言えます。
もし新卒プロパー社員に女性が多く、管理職もいる、ということで言えば、そこまで女性が活躍しづらいとはいえないかもしれません。
ただ、やはり新卒プロパー主義の会社は、「新卒入社の女性」には活躍しやすくても、そうでない女性には活躍しづらい可能性があります。ですから、全社員中の新卒・中途比率などについても調べてみるといいでしょう。
女性の活躍を将来的に期待している場合も
最後はちょっとひねくれた言い方で恐縮ですが、女性が当たり前に活躍できている会社であれば、別段「弊社は女性が活躍できますよ!」とか言わないということです。私が勤めていたリクルートはまさにそうで、採用の過程においてことさら「うちは女性が活躍できる」といった話はありませんでした。
女性社員が多いような気がしたので好奇心から、当時の人事担当者に聞くと、「まあ、そうだね。別に男性とか女性とか関係ないかな」というような曖昧な答えしか返ってきませんでした。というのも彼らにとっては女性が活躍している状態というのは当たり前のことで、意識するものではなかったからです。
もちろん、「女性が活躍できる」ということをアピールすることイコール本当は違う、というのは極論です。例えば、男性社会のイメージが強い会社(建築や不動産など)が、「うちは本当に女性が働きやすいし期待もしているのだ」と言いたい場合もあることでしょう。
しかし、そういう事情もないのに、取り立てて「女性の働きやすさ」をアピールする会社は、もしかしたら「今はそうではない」ということの証拠かもしれません。ただ、その場合でもアピールする以上、女性に期待している会社であることには間違いありません。自分が活躍する女性のパイオニアになる覚悟があるのであれば、実はいい選択肢なのかもしれません。
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