小学校受験に挑む親子が得られる人間力の本質 単に問題を解き学歴を得るだけが大事じゃない
非認知能力は、「意欲」「協調性」「忍耐力」「粘り強さ」「自己肯定感」「計画性」「責任感」「問題解決能力」などの、数値では測れない個人の特性をいいます。 これこそが幼児期から育まれる「人間力」にかかわってくるのです。
「できないことを諦めず、なぜできないのかを考え、できるようになるまで一緒に忍耐強く続ける。それができたときの達成感や喜びを感じ、親子で共有し、子どもは『自分も頑張ればできる』という自信がつく」。その繰り返しです。
これがまさに、非認知能力を培う過程なのです。
小学校受験経験者が得た子どもの精神的な成長は、「非認知能力」であり、それは受験を通して培われます。
もちろん「小学校受験をしなければ非認知能力が培われない」ということはありませんが、忙しい日々を送る中、いつもそれを意識するのは難しいことです。だからこそ「小学校受験」という一つの目標が有効で、子どもと直接かかわる時間が限られた働くママであっても、意識して子どもの「人間力」を育むことが可能になります。
幼少期に難しい問題を解かせる意味は?
小学校受験の入試問題を見ると、「幼少期にこの問題を解かせる意味は一体何だろう」と疑問を抱くような難しい問題が多々あります。
しかし、それには一つひとつ意味があります。
ただ単純に問題を解くことだけが大事なのではなく、問題が解けるようになるまで試行錯誤するプロセスが大切なのです。そのプロセスの中に「考える力」「忍耐力」「向上心」「達成感」を得られるチャンスが与えられているのです。問題の趣旨や意味を親がくみ取り、導いてあげることが大切であると考えます。
なぜなら親がその問題を解かせることの目的も分からず、ただがむしゃらに教えたところで、その問題の本質は子どもには伝わらないのですから。
受験勉強を単なる「受験勉強」で終わらせるか、子どもの「人間力」の向上に結び付けられるかどうかは、親の力量にかかっています。どんなペーパーの勉強でも、机上の学習にとどまらせないことが肝要です。
小学校受験は、中学、高校、大学受験とは違い、机に向かう勉強よりも、日々の生活の中で得られる学びこそが、受験対策になるのです。
小学校受験対策のプロセスを踏み、見事、名門小学校に入学した子どもの特徴とは次の3点です。
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