言われれば納得「タピオカブーム」の意外な本質

単にインスタ映えするだけではない

タピオカは、キャッサバというイモのでんぷんを、粒状に加工して乾燥させたもの。店では茹でて使用するが、その扱いにも工夫が必要だ。人気店のタピオカは、台湾から輸入していることが多い。

その奥深さに惹かれ、自らティースタンドを開業したのが、中国人男性と日本人女性の陸氏夫妻だ。2011年に結婚した2人は、何度も中国に渡る。現地で飲んだおいしいタピオカミルクティーを自らの手で、と今年2月25日、船橋市の東武アーバンパークラインの馬込沢駅近くに「Meetea(ミーティー)」をオープンした。

連日混み合う人気店の開業準備には、半年以上かけたという。「茶葉はいろいろな産地のものを試しました。タピオカも何社かから取り寄せ、茹で時間、提供するまでの時間も研究。試食するタピオカでお腹が膨れるので、ご飯を抜くこともありました。他店も回って飲み比べをしています」と陸氏。

2017年頃から出店数が急増

看板商品は「タピオカミルクティー」(レギュラーサイズ350円)だ。ほかにミルクティーやストレートティー、スムージーなどをそろえる。よく行く上海では、住宅街の中にも店があり、老若男女に親しまれている。陸氏夫妻が目指すのは、そんな日常に親しまれる店だ。

自ら開業するファンもいるほど、ブームが広がっている理由は、4つ考えられる。

1つ目の理由は、出店が急増したことだ。1983年にタピオカミルクティーを考案した台湾の春水堂が、日本に上陸したのが2013年。以降、さまざまなブランドが進出し、2017年頃から出店が加速した。

2つ目は味だ。現在人気のタピオカミルクティーは、コクのある黒糖などで味つけしたタピオカを使っている。そのモチモチした食感にハマる人も多いのではないか。片手で空腹を満たせる、手軽な軽食にもなる。

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