日本酒作りに応援資金を出す人が急増した理由 サイバーエージェント傘下のマクアケが支援

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商品そのものだけでなく、会社としてのプロジェクトでもクラウドファンディングを行っている。昨年夏に実施したのが、東京・三軒茶屋に開設したどぶろくの醸造所とバーを併設した店舗のプロジェクトだ。支援者のリターンとしては、どぶろくや食事券のほか、醸造体験や毎回の食事が割引になる会員権も盛り込んだ。

今井氏はこうした取り組みの狙いについて、「商品だけでなく場所を作ったことで、ファンになってくれる人たちに対するオプションを増やせるようになった。実際、支援者の中にはお店のリピーターとなった人も多い」と話す。

WAKAZEは念願の海外進出へ

WAKAZEは今、創業当初からの目標だった海外進出に向け、本格的に動き始めている。第1弾となるのが、フランス・パリでの自社醸造所の開設だ。「ようやく日本酒ベンチャーとして、自分たちの手で清酒を作ることができる」(今井氏)。すでにパリ郊外で物件が確定し、5月から施工を始め、8月には酒蔵が完成する予定。10月にパリで開催される欧州最大の日本酒見本市「サロン・デュ・サケ」で現地で醸造した酒を出品する計画だという。

フランス・パリ郊外で施工中のWAKAZEの酒蔵(写真:WAKAZE)

これに合わせ、マクアケでもプロジェクトを4月15日に立ち上げ、5月20日時点ですでに目標の500万円に迫る473万円に達している。支援者にはパリの酒蔵での初回醸造酒が届けられる。「悲願のフランス進出ということで、WAKAZEを応援してくれたファンの人たちへの恩返しや報告としての意味を込めて、初回醸造酒を届ける」(今井氏)。

クラウドファンディングとともに徐々に事業を広げてきたベンチャーは、新たなフェーズに入ろうとしている。

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