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「ホットケーキ繁盛店」に学ぶ、仕事の基本4原則 「差別化、経験価値」ビジネスの本質、学べます

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  • 遠藤 功 シナ・コーポレーション代表取締役
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一見「ありふれている」と思われているものの人気が高まるという現象は、実はホットケーキに限ったことではありません。

一見ありふれているものにこそチャンスあり

例えば、最近では「食パン」が大人気です。普通の食パンと比べると値段は高いけれど、柔らかさと味にこだわった贅沢な「生」食パンが飛ぶように売れています。中には、何カ月も待たなければ手に入らないものもあります。

食品以外でも同様の例はあります。例えば、テレビCMが話題のハズキルーペの原型は、昔からある拡大鏡です。そこにデザイン性と強度を加え、CMで認知を高めることによって「ありふれていない拡大鏡」としてヒット商品化しました。

一見ありふれている食パンや拡大鏡を「ありふれていない」ものにすることで、新たな需要、新たな市場を生み出すことに成功しています。

ビジネスチャンスを考えるとき、私たちは「流行りのもの」に乗っかったり、これまでにないような「斬新でユニークなもの」に飛びつきがちです。

もちろんそうした発想も大切ですが、その一方で身の回りにある「ありふれている」と思われているものを再考してみることも、大きなチャンスに結び付く可能性が十分あります。

私が出会ったホットケーキは、実に個性的なものばかりでした。味は言うに及ばず、その「姿形」「演出の仕方」「お店の雰囲気」など、さまざまな工夫を凝らし、「わざわざ外で食べる価値のある」ホットケーキを生み出しています。

そして、そうした「ありふれていないホットケーキ」はSNSのおかげで瞬く間に世界中に広がり、それを求めてわざわざ日本の小さなコーヒーショップやフルーツパーラーを探し訪ねてきます。

一見ありふれているものでも、十分に差別化できる。いや、一見「ありふれている」と思われているからこそ、誰も見向きもせず、チャンスが残されている、ともいえます。

ホットケーキの繁盛店は、単に「おいしいホットケーキ」を提供するだけでなく、「ブルー・オーシャン(誰もいない青い海)とは何か」を教えてくれる「先生」でもあるのです。

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