女子就活生が選ぶ「就職人気ランキング」TOP100

1位ANA、2位JAL…航空大手2社の人気続く

女子就活生に人気の企業はどこか (写真:mits/PIXTA)

厚生労働省の年次報告書「働く女性の実情」によると、2017年の女性の雇用者数は2590万人。全体の雇用者数5819万人に対して、女性比率は44.5%となった。この比率は年々上昇しており、1990年の37.9%から、6.6ポイント上昇している。女性の社会進出は着実に進んでいる。

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また、2016年には女性活躍推進法が施行され、各企業は女性の活躍状況の把握が義務付けられている(従業員300人以下の企業は努力義務)。勤続年数の男女差や、女性管理職比率、労働時間の状況のほかに、採用者に占める女性比率もその対象指標のひとつになっている。

そうした女性の活躍が注目される中、女子就活生の人気になっている企業はどこか? 4月12日付の配信記事「2万人の就活生が選んだ『就職人気ランキング』」で、学生に人気の企業を紹介してきたが、今回は女子就活生を対象にした、「就職人気ランキング・女子学生版」の上位100社を見ていきたい。

このランキングは、文化放送キャリアパートナーズ・就職情報研究所の調査を基にしたもので、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録している学生のうち2万2028人(うち女子学生1万3668人)が回答した結果だ。調査期間は2018年10月1日から2019年3月31日までとなっている。

ランキング表には、2020年卒・前半の総合順位と、昨年(2019年卒・前半)の女子順位を掲載している。なお、「前半」とあるのは、同調査が年に2回実施されているからである。調査を、あこがれやイメージが強い就活の「前半」と、実際の説明会や面接を経た「後半」とをわけて、傾向の違いを分析している。

女子就活生のメガバンク離れが顕著

結果を見ていこう。1位は全日本空輸(ANA)、2位は日本航空(JAL)と、エアライン大手の2社のワンツーとなった。実は昨年のランキングでも、両社がワンツーになっており、女子学生にとってのエアライン人気が続いている。キャビンアテンダント(CA)を志望する女子学生の投票も多いが、両社ともCAの正社員化を進めており、それが高い人気の要因になっているかもしれない。

両社の関連会社にも人気が集まっている。羽田空港内で旅客サービスや運航支援、貨物取扱いなどを行うANAエアポートサービスが7位にランクイン。同様に羽田空港と成田空港で旅客サービスや空港の運営を行うJALスカイも15位に入った。

食品メーカーは理系女子を中心に得票が多いが、3位の明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)は安定した人気を得ている。トップ10内にはロッテが9位に入っている。

4位はJTBグループ、5位博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、6位に大日本印刷が入った。

少々影が薄いのが金融だが、8位の大和証券グループは、昨年の10位からさらに順位を上げた。女性社員の役員登用や残業時間の削減の取り組みなどが評価されているのかもしれない。

一方で、みずほフィナンシャルグループが10位にとどまったものの、3年前(2017年卒)の女子1位から一昨年(2018年卒)の女子2位、昨年(2019年卒)の女子7位と年々順位を下げている。ほかのメガバンクも同様で、三菱UFJ銀行は昨年の女子13位から21位に、三井住友銀行も15位から47位まで順位を下げた。

各銀行・メガバンクは、行員数の削減や採用数の抑制を表明しているが、その多くは窓口業務や事務職などを対象にしており、一般職を希望する女子学生が、志望対象から外す動きが鮮明になっている。

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