「人は悪くはないんだけど、やたらと他人の文句ばかりぶつぶつ言わはる人がいるわね。スナックだからどんな話をしてもいいけれど、周りの人たちもいる場所なんだから、文句ばっかり言っているとダメよ。福の神も逃げちゃうわ」
確かに恋愛の基本は、相手を思いやることである。相手を好きになり、大切にしたいという思いがあってはじめて、お互いの気持ちが通じ合うものだ。ミヨ作ママは、気遣いのできない女性に対して、感謝の気持ちをもつことの大切さを伝えているそう。
ちょっとした気遣いの言葉が場の空気を変える
「『おおきに!』というたった一言が言えるかどうかで、モテる人とそうでない人に分かれるの。やっぱり器量のよさというのは、その人の魅力に反映されるものだから」
ちょっとした気遣いの言葉があるだけで、お互いに気持ちのいいコミュニケーションをとることができる。そして、恋愛がコミュニケーションであることは疑いようがない。やはり、感謝の言葉は重要なのだ。
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スナックでは、一夜限りの出会いも少なくない。とくに一見客との出会いは、一期一会になることも多い。だからこそ、初めて会った相手とも気軽に話せるし、打ち解けることができる。ただ、そうした状況に甘んじて、うそで固めた自分を演出するのは考えものだ。
あるスナックに、週1~2回ほど通っている女性がいた。カウンターに座っては、ママとの他愛もない会話を楽しんでいる。しかし、男性客が店を訪れると、その相手に合わせたトークに切り替えるというのだ。まさに、変幻自在の“カメレオン女子”である。
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