話し合って決めるチームがほぼ失敗する理由 リーダーは1人で決めよ、メンバーは支えよ
1つ目は「独裁」。チームの中の誰か1人が独断で意思決定するやり方です。
2つ目は「多数決」。いくつかの選択肢を提示した上で、チーム全員で意思を問い、多数の賛同を得た選択肢に決定するやり方です。
3つ目は「合議」。チーム全員で話し合って結論を導くやり方です。
どの意思決定方法が優れていると思いますか?
これらの意思決定方法には、どれが必ずしも優れているというわけではありません。それぞれメリット、デメリットが存在します。それぞれの意思決定方法はどれを選ぶかによって、「メンバーの納得感の得られやすさ」と「意思決定にかかる時間の長さ」が変わってきます。
「独裁」は唯一、意思決定者以外は誰も意思決定に関与しないので、当然、メンバーの納得感が最も得にくい方法です。逆に1人が独断で決めるため、最も時間がかからない意思決定方法です。
一方で「合議」はメンバーが意思決定に関与するため、メンバーの納得感が最も得やすい方法です。逆にみんなで話し合って決めるため、最も時間がかかる意思決定方法でもあります。
どの方法で決めるかをあらかじめ決めておく
チームにおける意思決定で大切なことは、「どの方法で決めるかをあらかじめ決めておく」ということです。
多くのチームでリーダーは「自分1人で決めたほうが速い」と思っているが、メンバーは「みんなで話し合って決めたい」と思っているなどの意思決定に対する認識のズレにより、不和が生じてしまっています。
しかし、どの方法で意思決定するかについて共通認識を持っていれば、チームメンバー全員でその意思決定のメリットを最大化し、デメリットを最小化するために動けるはずです。
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