4600人調査でわかった「今の就活生」5つの特徴 データから見えるライフスタイル、考え方

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さて、ここ数年、急激に利用度が上がっているのが「Instagram」だ。男子学生の半数弱(48.9%)、女子学生の7割強(72.3%)が利用しており、いずれも前年より10ポイント以上利用度が増加している。

逆に、「Facebook」を利用する学生は減少傾向が続き、男女とも2割を切っている(男子19.0%、女子18.9%)。また、グラフでは紹介していないが、ショート動画のシェアリングアプリとして流行している「TikTok」の利用度は、男子5.2%、女子3.9%で、男子のほうが利用割合は高い。

さらに、ビジネス向けチャットツールとして徐々に活用が広まりつつある「Slack」は、全体では3.4%とまだまだ利用度は低いが、理系男子だけは7.6%(前年比3.0ポイント増)と他の分類より利用割合がかなり高い。これは、主に情報系の研究室などで「Slack」をチームの情報共有ツールとして活用しているケースがあるためだと考えられる。

Google アラートを活用

特徴4 興味のあるコンテンツはピンポイントでフォロー

若者のマスメディア離れが言われて久しいが、業界や企業の動向に敏感であるはずの就活生においてもその傾向は顕著だ。調査結果を見ても、やはりインターネットの利用度が上がっており、最新情報の収集は、前述の「Twitter」や「Google」での検索が中心になっている。Web上の新着情報を自動で知らせてくれる「Google アラート」を活用する就活生もいて、志望業界や企業の最新動向を効率的に収集できるように工夫しているようだ。

しかし、テレビを見る時間が減ったとはいえ、映像コンテンツそのものを見ていないわけではない。気に入ったドラマがあれば「TVer」を利用して好きな時間に見ているようだし、学生だと割安で会員になれる「Amazon Prime」や、「Netflix」などでオリジナルドラマを見ている学生も少なくない。

また、お笑い好きの学生も多く、「YouTube」で好きなタレントの動画だけは頻繁にチェックするという学生もいる。もちろん、大学生の間でもユーチューバーは人気なようで、4〜5人の就活生に聞いてみると、好きなユーチューバーとして「水溜りボンド」「パオパオチャンネル」「ゆきりぬ」「アバンティーズ」などといった名前を挙げてくれた。

さらに、Newsアプリなどを活用して最新情報を収集する就活生も多い。この「東洋経済オンライン」のメルマガを購読したり、旬なトピックスを「NewsPicks」でチェックして、1つのテーマに寄せられるさまざまな専門家の意見を読んだりして、多様な視点、考え方を学んでいるという。

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