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「できない1%の人」を捨てる組織が弱いワケ 出口治明氏と繁盛店の店主が語る「チーム論」

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  • 出口 治明 立命館アジア太平洋大学(APU)前学長・名誉教授
  • 小林 せかい 「未来食堂」店主
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出口:「一人」を超えていく方法、つまり人をどのように巻き込んでいくかについてお聞かせください。

せかい:未来食堂のように、誰でもすぐにゆるいつながりによって、「一人」を超えていく方法には、2通りあります。自分の元にメンバーを集め「縦の関係」を作るのか、すでにある「横の関係」から力を借りるのか。

リーダーシップには縦だけでなく横の関係もある

出口:リーダーシップというと、リーダーとフォロワーという「縦の関係」だけのように思われがちですが、いろいろなリーダーシップの形がある。フラットな「横の関係」において協力してもらうにも、リーダーシップって必要になりますからね。縦横のリーダーシップがすべて書かれていますと、この本のことをまとめていいですか。

『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか ゆるいつながりで最強のチームをつくる』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

せかい:人を巻き込むためには、その人の欲やアイデンティティーを見る必要があります。

出口:なるほど、先ほどもちょっと述べましたが、せかいさんは、「人と仲良くする必要はない」とか「ときには距離をとることが大事だ」とか「人は仕組みで気持ちよくなる」と言い切っていて、人間に対する甘い幻想がどこにもない。リアルに人間を洞察したうえで、腹落ちするまで考え抜いて、自分の考えを組み立てているから説得力があるんですよね。

先程も申し上げたように、マネジメントとは仕組みを作り、仕掛けをつくって、人の意識が変わらざるをえないようにすることです。そのためには欲とか自尊心とか、快楽とか、人間の本質に正面から向き合わないといけない。

そういう意味で、せかいさんの本は、とくにビジネスパーソンに読んでほしい。あるいは人事担当の人とか、人事部長とか。そして根拠なき精神論を深く反省して欲しいです(笑)。

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